- 2008/04/27
- Book

結構、面白かった。というか、為になった、かも。
結局、文章術系のススメとしては「たくさん読む、たくさん書く」っていうパターンなんだけど、「たくさんの本の読み方、量をこなす書き方」っていうのは、あまりなくて、大推薦の「原稿用紙10枚を書く力」でも、量をこなす書き方というより、何かを書き進める方策みたいなところがあって、それはそれで、「たくさん書ける方法」ではあるんだけど、「量をこなす書き方」としては、もう一つ、ぴんとこないというか。
パスティーシュというジャンルがあるのを初めて知ったわけだが、「原稿用紙10枚~」で、例に書いた司馬遼太郎風文章のネタ元は、実は、この本だったりする。<自転車こぎ出し文体>と著者が命名しているのだが、なるほど、短い文章と長い文章をテンポよくつなげた文章が、確かに司馬遼太郎の本には多いような気がする。それが、嫌みとかではなく、実に、気持ちよく頭の中に入ってくるので、真似から入ってもいいよなぁ、と。
伝えたいことは、まず、短く簡潔に。
「伝えるWeb文章デザイン100の鉄則」という本でも、blogなどのWebでの文章術の一つとして掲げていたのだけれど、ほぼ同じ事を、この本でもポイントとしてあげていた。
Web上のことだから、読みやすさという点でも、一般的な文章術と微妙に違うのだろうけど、「原稿用紙10枚~」でも、同じような意味合いの事が書かれていたので、ポイントとして覚えられた。司馬遼太郎的文章にもつながることで、最初に要約というか結論というか描写というか、伝えたい事をパシリと簡潔に書いてしまう。その後で、それにまつわる説明だったり背景だったりを付け足して、印象づけるというか、伝えたい事を確実に伝える、みたいな。
他にも「テンマル」句読点の使い方(あまり気にせずに、息継ぎ程度に考えた方がいいと思うのは同感)文体の使い分け(です・ます調か、だ・である調か、だなぁ・だよね調か)とか、文章教室を開いていただけに、結構、細かなところで、なるほどねぇ、と。
最後の締めとして、お気軽に…というのがあって、<読ませるための書き方>であり<読んだモノを真似て書いてみ>てから<とにかく長いものを一度書いて>みよう、なのだが、カラオケ上達法に似ていると著者は締めていて、唸ってしまったわけだ。
「読み手をちょっと意識して、大いに楽しんで、たくさん書く」というのが、一番の文章上達法である、と。
確かに…
Related Posts
- Newer: 伝わるWeb文章デザイン100の鉄則
- Older: 聖火リレー…市民不在って何っ!?
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://shift.enter.cow-g.com/post228/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- 大人のための文章教室 from Shift↑Enter←





