思わずKOBOポチりそうになった「天地明察」読了

思わずKOBOポチりそうになった「天地明察」読了Shift++β

ニュー時代劇というのがトレンドらしいんだが
沖方丁ってSF作家だと思ってたんだけど、エンターテイメント作家だったのね…
マルドゥク・スクランブルを大昔に読んだきりだったんだけど

例の如く、一気読みしてしまった

折しも映画化上映中だったりするので見に行こうかと思ってみたり

「のぼうの城」の映像化も楽しみなのだけれど
こちらも映像化しやすかったりするんじゃないというイメージ
つかみ所の無い主人公もヒロインもイメージ出来る配役だし

時代小説なのだけれど、歴史物では決してなく
ノン・フィクションというか実話を元にしているというところだと
実は「龍馬がゆく」も、今時の時代小説だったりするんだろうなぁとか
寝待ちの藤兵衛ってのだけで、どちらかというとエンタメ時代小説だし

感情というかピュアな心持ちの表現を、どう捉えるか?という邪な読み方をしてみたり

数学者というか天才的な理数系の学者は、一歩間違えるとヤバい人になってしまいがち?
それを江戸時代の侍に置き換えてしまったところが絶妙だったのかも

数学者、天文学者が先だったのか、時代劇が先だったのか…

多分、数学者の方がヒント的には先んじてたんじゃないかと思ったんだけど

算数は苦手だったけど数学は好きだった(証明とか好きだっただけ)んで
絶対ゼロと1以上の整数の定理というか、絶対ゼロは物理世界では存在しないんじゃないかと
そこいらへんから数学というよりモノの考え方というか、宗教とか思想みたいな所まで
踏み込んでしまえる「数学」という学問が好きだたのかも

天文を数学で紐解く…って、要するに森羅万象を数字と計算式でっていう事なので
それって物理学ぢゃんっ、と

時代劇にしたのは、破天荒なはずの数学者が、いたってまともで
割と幸せな一生を終えるというハッピーエンドにしたかったんだろうなぁと

江戸時代の天才は、ヤバい人ではないってのも好感
映画では「花のあと」の敵役の人が演じるらしいのだけれど…

「手前…」という時代劇台詞が耳についたのが「13人の刺客」だったんだけど
たびたび出てくる「天地明察」という台詞は、不思議とうるさくなかった

久々の二度読みに耐えうる本でオススメ

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